翻訳の原稿としてPDFファイルだけが支給される場合がありますが、納品はWordが一般的です。PDFをWordに変換するツールをいろいろ調べてみた結果、Word Onlineを使うのが一番簡単ではないかという結論に達しました。(2015年11月5日更新、できなくなっていました。)
「PDF Word 変換」などと検索してみるといろいろなソフトやオンラインサービスがヒットします。Adobe社のもの、Microsoft社のもの、その他変換ソフトやサービス、無料のものや有料のものさまざまです。
PDFをWordに変換する一番スタンダード(?)な方法は、Adobe Acrobat Standard/Professionalでしょうか。ただし、一般の家庭やフリーランスの翻訳者の場合はAcrobat Readerしか持っていないという方が多いのではないかと思います。
Adobe Readerでも「アドビオンラインサービス」を使えば、PDFをWordなどに変換することはできるようです。ただし有料となります。「Adobe Export PDF」というプランであれば月々200円(2015年9月27日現在)のようです。
Adobe Acrobat DCプランというサービスもあるようです。「サブスクリプション」は月々1,580円(2015年9月27日現在)のようです。
各種変換ソフトについては、使い勝手や再現性など実際に使ってみないと分かりません。
Word 2013があればWordでPDFコンテンツを編集できるようですが、残念ながら私のPCに入っているのはWord 2010です。
そこで思いました。Wordの最新版でできるのであれば、Word Onlineでできないだろうか。
Google Drive、Dropbox、OneDriveがオンラインストレージサービスとして代表的かと思いますが、MicrosoftのOneDriveでWord Onlineを使うことができます。
Word OnlineでPDFをWordに変換
では、Word OnlineでPDFをWordに変換する方法をご紹介します。
PDFをWordに変換
- PDFファイルをOneDriveにアップロードします。
- アップロードしたPDFファイルをクリックして開きます。Word Onlineで開かれます。
- [Wordで編集][変換]の順でクリックします。
ダイアログでも説明が表示されますが、PDFのコピーを作成し、それを編集用のWordファイルに変換するということで、元のPDFへの影響はありません。
ファイル変換をしばし待ちます。 - 変換が終了したら[編集]をクリックします。
変換したWordを保存
- [ファイル]の[名前を付けて保存]をクリックします。
- [名前を付けて保存]を選ぶとOneDriveに保存され、[コピーのダウンロード]を選ぶとローカルに保存できます。[コピーのダウンロード]を選んでみたいと思います。
- ダイアログが表示されたら、「文書をダウンロードするには、ここをクリックします。」をクリックします。
これで.docx形式のファイルがダウンロードされます。
まとめ
非常に簡単なことではありますが、「Acrobatなんて高くて買えないよ」「月々の額は小さくてもお金を払うほどの頻度では必要ではないよ」という方のお役にたてれば幸いです。
2015年11月5日追記
今日、上記方法を試したところ、できなくなっていました。
2015年10月27日には使ったので、今日までの9日間の間にOneDriveの仕様が変わったのでしょうか。
これが私の勘違いであったり、別の方法が見つかったりしたら、報告いたします。
あぁ、本当にショックだった。非常に残念です。
2020年で今更感すごいけど、できますよ。