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翻訳とWeb制作を基礎から分かりやすく学ぶ

Web制作と翻訳、内容を理解されていない点では似ているかも

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Web制作と翻訳って似ているところがあるんです。仕事が似ているのではなく、仕事の内容を知らず「高い」と思われるところです。

先日こんな記事を読みました。

日本でWEB制作会社はもう厳しいと思う。って話。

Web制作を初めて発注する人に見積もりを提示したり、ざっくりした費用感を伝えると、「えっ! そんなにするの?」という反応が帰って来るようです。そう、おそらく何十万円とか100万円を超えるとか、そんなことは想定していないのでしょう。上記の記事にもかかれていますが、5万円くらいでできるものと思っている人も多いかもしれません。いつも何気なく見ているWebサイトにそんなにお金がかかっているなんて思いもしませんよね。

これを読んで、Web制作も翻訳も同じだな、と思いました。

Webサイト制作、高いと言うけれども

一つのWebサイトを制作するのにどのくらいの工程があって、どのくらいの日数がかかると思いますか? ここでは詳細な話はしませんが、1日や1週間でできるものではありません。

ざっと考えても、ヒアリング、デザイン検討、ワイヤーフレーム作成、コーディング、ブラウザチェックなどが挙げられます。さらに実装した後でメンテナンスをする場合もあります。

Web制作会社であれば、各工程で専門スタッフが関わるでしょう。そのスタッフの給料、制作にかかる期間など考えても、5万や10万でできるものではないことは容易に想像できると思います。個人のWebデザイナーであっても、例えば1か月かかって制作するのであれば、1か月の収入として必要な額は当然発生するでしょう。

そう考えてみると、5万円程度でまともなWebサイトができいるわけないのです。中には安さを売りにしているところもありますが。そんな価格破壊により低価格が当たり前という考えが植えつけられ、困っている制作会社やフリーランスもいるはずです。

翻訳も高いと言われますが

翻訳だって同じです。「ただ言葉を置き換えるだけなんだから」と思っている人なんかは、見積もりを見たり、概算を聞くとほぼ間違いなく「そんなにすると思わなかった」と言うでしょう。

翻訳をなめている人って、身内(MLV)にもいるんですよねでも簡単な翻訳者の収入のシミュレーションを挙げました。翻訳者の状況や生活環境によるでしょうけれど、決してぼったくっているわけではありません。必要であり、妥当な金額なのです。最近多い単価は妥当と呼べるかどうか疑問に思えるものも多々ありますが。

理解してもらうしかない

このまま翻訳費用を高いと思われ続け、買い叩かれ続けると、翻訳者と言う職業は絶滅危惧種になってしまうかもしれません。高いと言わせないためにはどうすればよいのでしょうか。

やはり翻訳という仕事に対する理解を深めてもらうしかないのかもしれません。そのためには、翻訳者から情報を発信する、クライアントに機会があるごとに説明する、どんなことをしているのか紹介する、などの活動が必要なのかもしれません。

10年後、20年後に、「昔は翻訳者という人たちがいたんだよ」ということにならないよう、翻訳の理解に努めましょう。


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