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翻訳とWeb制作を基礎から分かりやすく学ぶ

おすすめ翻訳関連書籍 安西徹雄

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安西徹雄さんの本を2冊ご紹介します。翻訳をされている方、また学習されている方はすでにご存知かもしれません。

安西さんの本は押しつけがましさなどはなく、素直に読むことができる、と個人的に感じました。こんな教授の授業を受けて見たかったです。

翻訳は学校の英文和訳とはまるで異なるということ、訳文の作成方法、また日本語の表現も学ぶことができます。翻訳を学ぶ立場の方にとくにお勧めです。学生のときにこのようなことを知っていたら、もっと早く翻訳者を志していたかもしれません。

ではまず、安西さんのご紹介から。

安西徹雄 アンザイ テツオ
1933年、松山市生まれ。上智大学大学院博士課程修了。上智大学名誉教授。専攻、英文学。シェイクスピア研究の第一人者であるとともに、演劇集団「円」を拠点に、演出にも携わっている。主な著書:『英文翻訳術』『仕事場のシェイクスピア』『英語の発想』(以上、ちくま学芸文庫)、『彼方からの声』(筑摩書房)、『シェイクスピア──書斎と劇場のあいだ』(大修館書店)、『シェイクスピア劇四〇〇年』(NHK出版)他、主な訳書:チェスタトン『正統とは何か』(春秋社)、サイデンステッカー『東京 下町山の手』(ちくま学芸文庫)他。

英文翻訳術

第一刷の発行は1995年。

どうでもいい情報かもしれませんが、横書きで、句点は「、」と「。」ではなく、全角の「,」と「.」です。少し古めの本でときどき見かけますよね。

体操競技に「技術点(technical merit)」と「芸術点(artistic impression)」があるように、翻訳という仕事にも、パターン化された「技術項目」と、それを土台に磨き上げる高度な「芸術性」があるようだ。
本書は、シェイクスピア研究の第一人者であり、達意の翻訳家として知られる著者が、「技術項目」に限って解説を施した翻訳学習の名著だ。本書で著者が採用した方法は、学習英文法の枠組みに沿って英文を分解し、分解してできた項目ごとに、訳文作成のルールを提示していくという画期的なもの。全部で44のセクションに分かれた、システマチックで学習性に富んだそのノウハウは、「翻訳英文法」という呼称で、翻訳学習者の間ではつとに評価が高い。
この方法の信頼性の高さについては、多くの関連書の存在(『翻訳英文法徹底マスター』、『翻訳英文法トレーニングマニュアル』―― いずれもバベル・プレス刊など)や、これに言及するプロ翻訳家が多いことからも容易に推察できるが、定評を得た一番の理由は、やはり「英文法」という枠に注目したアイデアの斬新さに尽きる。つまり、本書には学校英語に慣れた者に、「翻訳」へ興味をかき立てる、啓蒙書としての側面もあるということだ。
この魅力は「マニュアルの向うのあるもの」と題された<あとがき>の中で存分に発揮されている。公式による技術の後に何が来るか。とくと味わってみてほしい。(玉川達哉)

Amazonの商品説明より

英語の発想

第一刷の発行は2000年。

ふたたびどうでもいい情報かもしれませんが、縦書きで、句点は『英文翻訳術』とは違い、「、」と「。」です。

翻訳とは、二つの言語間のギャップを、いちばんのっぴきならない形で乗り超える作業だといえる。日本語らしい自然な表現を探り当てるには、単に個々の単語の処理や言葉のあやといった技術的なことがら以上に、根本的な発想の転換こそが求められる。本書はあくまでも「翻訳の現場から」という立場にこだわり、具体的な翻訳作業の分析を通して、日本語と英語の根本的な発想・認識パターンの違いを鮮明に浮かびあがらせる。「直訳」から「意訳」への劇的な変換を迫る画期的な翻訳読本。

Amazonの商品紹介より

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