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翻訳とWeb制作を基礎から分かりやすく学ぶ

立ち止まって自分を見つめ直す

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もろもろの都合で定期的に受けていた案件が1月半ばにストップしました。それ以降は新しい登録先からお仕事をいただいていますが、まだまだ少量で頻度もそれほど高くはありません。そんなこんなで、ここ1か月ほど仕事が薄く気持ちが落ち込み気味でした。

現状

1月は定期案件がまだ少し入っていたことに加え、新規登録先から少しずつお仕事をいただいたため、売り上げの低下は許容範囲と考えられるレベルでした。しかし、2月には定期案件はすでになくなり、新規登録先からは十分なお仕事をいただくに至っておらず、売り上げは著しく低下しました。

1社、トライアルの結果待ちですが、仮に合格してもすぐに仕事をいただける保証はありません。もちろん合格するかどうかも分かりません。

『Friends』でのジョーイのこんなセリフが思い出されます。

Me, I go on three auditions a month and call myself an actor

今の私の状態です。仕事もろくにないのに。ただの自称翻訳者です。そう、自分で宣言すれば翻訳者。其の実・・・

振り返り

とはいえ悩んでばかりもいられません。開業してから今までを振り返ってみました。昼間は会社で働く二足の草鞋生活、朝晩週末かけて定期案件を消化することに必死になっていたような気がします。もちろん全力で取り組んでいましたが、十分だったのか、また翻訳者として前進あるいは向上できていたのか、疑問に思うところもあります。

もしかして、仕事があることでどこか安心してしまっていなかっただろうか。だとすると、なんとなく惰性でこなしてはいなかっただろうか。安心していたことで意欲的に新規開拓に取り組んでいなかったのではないか。問題と考えられる点が浮かび上がります。

このように考えると、開業して間もない今、定期的に訳していた案件がなくなったのは良かったのかもしれないと考えることもできます。なんとなくこなすことにいっぱいいっぱいになって、それで満足してしまっていたら、振り返ることもせず、足りないところに気付かず、悪い癖が定着することはあっても、伸びることはないでしょう。

今後に向けて

時間の有り余っている今、翻訳関連書籍を読み、課題や例題に取り組み、あいまいな点や自分の弱点をできるだけ詳細に分析しようとしています。足りないところや弱いところを理解し、それを解消することを目的とした学習や復習を重ねます。なんとなくたっぷりと勉強したから身につくとか、寝る間も惜しんで仕事したから上達するとか、そんな幻想にひたっていたとしたら、考え直さなければいけません。

苦しい時だからこそ、現実の自分を厳しく見つめ直すことができるのかもしれません。ピンチだからこそ、チャンスだと思わなければ。基本的にネガティブな性格であり、無理してでも前向きな考えを持たなければ前に進むのは困難です。しばらくして、あの時期は必要だったと思いたい。そのためには今の自分の実力を把握し、自覚し、それに見合った努力をして向上するしかありません。

先日、鈴木 立哉さんの『金融英語の基礎と応用 すぐに役立つ表現・文例1300』を購入し、現在読み進めているところです。一文一文、自分でも訳して訳例と比較しながらゆっくりと。

そんな中で強く感じることがあります。その分野の文章を(母語の側で)ゴーストライターで書けることが必要ということです。これは高橋さきのさんがJTF翻訳セミナー「翻訳は深い――ことばの共通基盤まで掘って、そこに土台を築く」で仰っている言葉です。

『金融英語の基礎と応用』の鈴木さんの訳例を見ると、金融関連の知識がないと書けないものばかりであることが分かります。私には金融分野の知識はないのですが、自分の試訳と比較することでそのことは十分理解できます。私の訳は、辞書の言葉を借りてきた程度であったり、知識のない分野のことを調べてそれらしく言葉を並べた程度なのです。

専門分野や得意分野を定め、その分野の中で翻訳の実力を高めることがまずは大切なのかもしれません。私はエージェントでコンピューター周辺機器やそのUIを主に扱っています。すでに持っている知識を深めることと、その分野で訳す実力を高めることにまずは取り組むべきかもしれません。

これも先日ですが『通訳翻訳ジャーナル 2017年4月号』を購入しました。その中で小林晋也さんの「おすすめの本&サイト」の記事に目が留まりました。その日、もう一度本屋に向かい、紹介されていた『史上最強カラー図解 プロが教えるパソコンのすべてがわかる本』を購入しました。今自分がそこそこ知っている分野を掘り下げようと思ったためです。

この状況がいつまで続くか分かりませんが、まずは特定分野を掘り下げ、実力アップに努め、新規登録先を増やしていきたいと考えています。トンネルは必ず抜ける、夜は必ず明ける、ネガティブになりがちな自分にそう信じさせ、前に進みたいと思います。


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