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翻訳とWeb制作を基礎から分かりやすく学ぶ

品質よりも開発日程が優先される悲しい現実

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品質、価格、納期(日程)という要素があります。バランスがとれている状態が望ましいのですが、なかなかそうはいきません。ただ、いろいろと条件が厳しい中で、あまりにも品質が蔑ろにされると、本当に悲しく、やるせなくなります。

よくあることです。「日程がないから短納期で翻訳を上げてくれ。品質はそこそこでいい。」悲しいけれど、本当によくあることです。

「日程が遅れているけど発売日はずらせない。仕方がないので社内で英訳しました。プルーフしてください。」こういう場合、その社内の方というのは英語が多少分かる程度ということが多いんです。

届いたファイルを開いてみた途端驚きます。何を言っているのか分からないんです。英単語が並んでいるのは分かるのですが、一切英語として意味を成していないのです。もちろんすべてそこまでひどいわけではありませんが、そんなものが散見されるわけです。

あまりにひどくて、お客様に打ち合わせをして頂きました。次のようにお伝えしてみました。

  • 英語として理解できないものがある
  • プルーフでできるのは文法的なミスを正すとか、そういった程度と考えてほしい
  • 程度の悪い英語を直すにも限度がある(決して良い英語にはならない)
  • 英文だけではらちが明かず、元となった日本語を送ってもらわなければならない
  • この方法では日数も費用も無駄が発生する
  • 日本語原文を見て直す=翻訳と同じ
  • だったら最初から翻訳させてほしい
  • この状況であれば、翻訳の方が早くて安い

「それは分かるけどさあ、日程がないからしょうがないんだよ」とのことでした。はいはい。

「こちらとしても適当なものを納品するわけにはいきませんし、そんなことしたくありません。あまりにもおかしな英語が流通すれば○○様としても恥をかくことになってしまいます。そんなことになってほしくないんです。」

「分かるよ。やり方もいろいろあるし、時間をかければよいものができることだって分かるよ。でも、日程がないんだよ。」

こんなやり取りが続き、話は平行線。日程がなくて、低レベルな英文を世に出すくらいなら、作らない方がよいと思うんです。お金を出してくださるユーザーをバカにしています。もう我慢できなくなり、口を閉じることにしました。

本当に悲しくて、腹立たしくて、やるせない気持ちでいっぱいでした。

もちろん、発注者はクライアントです。お金を払ってくださるのも、製品を世に出すのも。つまり判断するのも決定権を持っているのもすべてクライアントです。私ではありません。当たり前のことです。最終的にはクライアントの意向に従って仕事をするしかありません。

今日の愚痴でした。以上、現場からコーディネーター崩れが報告いたしました。


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