Com2 Blog

翻訳とWeb制作を基礎から分かりやすく学ぶ

不合格だったトライアルを振り返ってみた

reviewing-the-failed-trial

1年ほど前、2件立て続けにトライアル不合格となりました。1年たった今見返したところ、その理由が見えてきました。実際、不合格になって当たり前なくらい酷かったです。

翻訳コンテストに応募した場合、結果発表を待ち望み、受賞した方や模範訳例などと自分の訳を見比べます。どこがダメだったのか、よかったところはあるか。しかし、トライアル不合格はショックでもあり、見返そうとしていませんでした。

応募した段階で自信があったわけではありませんが、それでも不合格というのはショックなものです。

まず言い訳

昨年は、ブログを開設しようと考え、初夏くらいからWordPressのテーマ作成の勉強を始めました。やってみると面白くなってしまい、翻訳の勉強時間を大幅に削ってしまいました。元々学習中であったところ勉強時間が減れば、伸びないどころか翻訳力はどんどん低下します。

結局ブログを開設したのは年が明けてすぐ。つまり昨年の11月くらいはブログのテーマ作成の佳境で、翻訳力が落ちるところまで落ちていました。

と、ここまでは言い訳です。

レビューした結果

さて、会社で翻訳のレビューをするつもりで自分の訳を見返してみると、それはもう酷いものでした。赤を入れるというどころではなく、全編訳し直しです。

トライアルの課題なので実際の文は掲載できませんが、目立った問題を挙げてみます。

誤訳(単語レベル)
本文中重要な位置づけにある単語について、否定の接頭辞「de-」を見落として逆の意味で訳していた。
誤訳(係り受け)
内容を十分理解しないまま訳したため、係り受けがおかしいことに気付いていなかった。結果辻褄が合わいところもあった。
調査不足(用語)
その分野での一般的な用語に関する調査が不十分で、カタカナで表記すべきものを無理やり訳して漢字で表記していた。
日本語表現
読んでみると、とにかく引っかかる。すんなり入ってこない。日本語として理解できない。

これはほんの一例で、控えめに言っても、さんざんなものでした。致命的なミスが複数。訳文として完成されていない。他人に読ませられるものではない。まるでダメです。

まとめ

今こうしてダメなところが分かったことはよかったと感じています。これで何がいけなかったか分からなければ、もう翻訳者になりたいなんて考えは捨てた方がよいというものです。

ほんの1年前のことです。言い訳はいろいろあるにしても、あまりに酷すぎて落ち込みそうになります。

でも、今こうして自分のダメな部分、甘い部分に気付くことができたため、今やっている翻訳、またこれからやっていく翻訳に対して、気持ちを新たに取り組むことができると考えています。

最近発売された『翻訳力を鍛える本』で諸先輩方のお話を読み、さらに気を引き締めて、でも楽しんで翻訳にあたっていきたいという思いを新たにした次第です。


コメント

コメントを残す