Com2 Blog

翻訳とWeb制作を基礎から分かりやすく学ぶ

同業者は怖い

same-trade

添乗員が一番嫌がる客は、同業者である添乗員という話を聞いたことがあります。旅行業界ではないかもしれません。同業者は怖いです。

ライティングもDTPもイラスト作成も翻訳も請け負っているとある制作会社。こういった会社は、たいていソースクライアントと呼ばれる企業様からからお仕事を頂きます。

ソースクライアントには、制作工程をよく知っている方や、その中の一部の業務に明るい方もいらっしゃいます。しかし、基本的には制作業務や翻訳について知識のない方が多く、制作会社がフォローする必要があります。素人だからプロである制作会社はお仕事を頂けるんですよね。

ときに、そんな制作会社(A)が、ソースクライアントから継続的に頂いているお仕事を別の制作会社(B)に委託するということもあります。もちろんプロからプロへの依頼です。この段階で見える課題は、1社多く経由することで、コストと作業期間が余計にかかるということでしょうか。

さあ、プロからプロへの依頼ですから、事前の情報もデータも、また作業開始段階のデータも漏れはなく、明確な指示や原稿が期待できます。期間が多少短くなるとしても、まあ順調に仕事が進むのであれば目をつぶりましょう。

ところが・・・

事前に必要な情報が来ない。催促しなければデータをくれない。やっともらえた情報もデータも不足や誤りがある。作業開始してからデータに不備が見つかる。指示が不明確、あるいは抜けている。ソースクライアントから直接頂く仕事よりよほど大変。

そんなことが意外と多いのです。

一番困るのは、翻訳展開するターゲット言語の情報に誤りがある場合です。

一番最初に受けた情報では10言語に翻訳すると聞いていたとします。スケジュールを立て、各国語の翻訳者さんたちに予約を入れます。さて実際のデータとともに更新した指示書などが届きます。すると、ターゲットとして11言語書かれているではありませんか。しれっと言語が追加されているのです。

ターゲット言語の変更のような重要な情報は、メールでも何でも、目立つところに記載すべきです。作業開始直前になって言語が追加されたのであれば、「○○語の翻訳も必要になったのですが、調整して頂けますか?」などお話があってもよいようなものです。

さあ、ここから大急ぎで追加された言語の翻訳者さんに連絡です。

仮に10言語から9言語に減ったとしても、業務がなくなった翻訳者さんには早急に連絡しなければなりませんし、補填などを調整する必要も出て来るでしょう。

どういうわけでこうなるのか、受ける側からするとどうにも解せないわけです。同じ仕事をしている会社です。翻訳者さんの予約がどれだけ重要か。大きな翻訳案件であればなおのこと。素人じゃないのになぜ? 嫌がらせ? と勘ぐってしまいます。仕事をくれてやっているんだ、と上から目線になっているのかもしれません。

実際、どうなのか、直接的に訪ねることはありません。会社と会社の付き合い。大人の事情があるようですから。

裏にはどういう事情や都合があるのか分かりませんが、これだけは言えます。同業者は怖いです。

会社対会社でも、会社対個人事業主でも、お互いを思いやることは必要ですよね。


コメント

コメントを残す