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翻訳とWeb制作を基礎から分かりやすく学ぶ

身の丈に合った練習や学習をするということ

yngwie

ときどき懐かしくギターをケースから取り出します。そして程なくそっとしまいます。なぜか。簡単なことです。下手だから。

何かを身に付けるとき、それぞれのレベルにあった練習方法や学習方法というものがあります。スポーツでも芸術でも語学でも。方法を間違うと普通は上達しません。よほど才能がない限り無理です。私はギターで失敗しました。

中学生の時、部活のほかにクラブ活動というものがありました。(考えてみれば部活とクラブって意味不明です。)部活はとある運動をしましたが、クラブ活動はギタークラブに入りました。父のクラシックギターがあったので、それを借りました。まあ、特に熱意を持ったわけでもなく3年が過ぎました。

大学では、仲のよい友人数人が軽音学部に入っていました。またその他もろもろの影響でギターを再開することにしました。今度はエレキギターというやつです。中学時代に少しやっていたとはいえ、やはりほぼ完全な初心者。まずは入門書を購入し、練習開始です。

当時、CDをレンタルしてカセットテープにダビングするのが主流でした。とにかく好きな歌手のCDをレンタルしたり、ギター雑誌に載っていたバンドのCDをレンタルしたり。そんな中はまってしまったギタリストがいます。Yngwie Malmsteenです。

Yngwie Malmsteenは速弾きで有名ですが、へヴィーでありながらメロディアスなメタルというところに惹かれました。初めてレンタルしたアルバムは『Odyssey』。はまりました。

ここからです、間違いが始まったのは。YngwieのCDのみならず、バンドスコアを買い、教則本を買い、教則ビデオやライブビデオを買い、ひたすら練習しました。基礎はほぼほったらかしです。

そんなこんなで大学を卒業するときには、速弾きが得意になっていました・・・とはいきません。何も得たものがありませんでした。私にセンスがあれば、テクニックだけは身に付いたかもしれません。しかし、どうもセンスのかけらもなかったようです。テクニックはおろか、基礎的なプレイもままならず。

音楽を聴くのは好きです。聴いていると弾きたくなります。また弾けるような気がしてしまうものです。で、弦をはじいたとたんそれが幻想だったと気づくわけです。そして何事もなかったかのように、そっとケースにしまいます。

その後、何かをするときは基礎を固める努力をするようになったと思います。

インラインスケートを始めたときも、インラインホッケーを始めたときも。ボルダリングを始めたときも。いずれもそれほど上達するまで続けませんでしたが、基礎はそれなりに身に付けられたと思います。もし子供たちがやりたいと言ったら、基礎は教えてあげられると思います。そして一緒に楽しめると思います。

翻訳については、それこそ基礎からです。5年ほど前、通信講座で英日翻訳の入門編から始めました。最近は日英翻訳を勉強し直そうと考え、やはり基礎から始めています。やってみると、基礎的なところでも身に付いていないところが見えてきます。それから徐々に難易度を上げたり、専門分野を絞ったりしていくつもりです。

身の丈を考えることは大切です。自分の能力を勘違いするのは一番良くないことです。そうでなくても、憧れだけでショートカットをしようとすることもためになりません。結局遠回りになったり、諦めることになったり、私自身がそうでしたから。

やりたいことができたら、何にしてもまずは基礎からです。基礎が身に付いたら次の段階。徐々に自分のレベル、身の丈に合った練習や学習をすることが一番の近道です。安易なショートカットなどというものはありません。失敗してから気づくのかもしれませんが。


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