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翻訳とWeb制作を基礎から分かりやすく学ぶ

開発日程遅延のしわ寄せ

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開発の日程に遅延が生じることはあります。開発の都合です。そのしわ寄せを翻訳業務に押し付けるのは言語道断です。

開発日程に遅延はつきものです。当初日程通りに進むに越したことはありませんが、遅延は珍しいことではありません。

この開発日程というのは、開発を行っている企業、例えばメーカーさんなど社内の都合です。システム開発をアウトソーシングしているような場合には、メーカーさんと開発会社さんの都合ですが、それ以外の外部の協力会社、翻訳会社、翻訳者さんには何の責任もありません。

○月○日からどの程度のボリュームの翻訳を開始するなどの情報が入ると、翻訳会社では翻訳者さんに予定を入れます。開発日程に遅延が発生すれば、早急に連絡します。日程が不明確なようであればいったん保留にします。もちろん翻訳者さんたちはいつ入るか分からない仕事のために予定を開けておかず、別の仕事があればそちらを優先します。

不明確だった日程が決まれば、遅延した分は納期も後ろにズレます。普通はズレます。完全にスライドしなかったとしても、かなりの部分は遅延が考慮されます。

ところが、開発日程による遅延で開始が遅れたにもかかわらず、前触れもなく、突然「あの案件開始できるようになったから」とか「翻訳日程でどうにか遅れを取り戻したいのでできるだけ早く」と仰るクライアント様もいらっしゃいます。

もちろん努力しますし、できる限りの調整はしますが、そもそもおかしいですよね。日程の遅延は自社の都合、自社の責任のはずです。その遅延に何の責任もない外部にしわ寄せが来るなんて。そもそも、そんなに日程が重要な案件ならこまめに連絡することは必要でしょう。

このようなクライアントは翻訳というものをご自分の知っているサービスや購買活動と同様に考えていらっしゃるのでしょう。必要な時に頼めばすぐに翻訳してくれるといった具合に。もちろん、翻訳会社の都合や、その先にいるフリーランスの翻訳者さんの都合などは頭の片隅に浮かぶことすらないでしょう。

恐らく、自動販売機にコインを入れてボタンを押せば缶ジュースが出てくる、コンビニに立ち寄って商品をレジに持って行けば購入できる、そんな風にお考えなのかもしれません。

クライアント様の中には、顔を突き合わせて丁寧にご説明差し上げればお分かり頂ける方もいらっしゃいます。しかし、お分かり頂けない方というのは、どんな説明をしても無駄なんですよね、悲しいことに。


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