Com2 Blog

翻訳とWeb制作を基礎から分かりやすく学ぶ

これじゃあ翻訳に対する理解が広がるわけないよな、と思ったこと

from-mlv

翻訳がどういうものか、翻訳にどのようなスキルが必要か、もろもろ理解されていないなあと、でも無理ないなあと思うことがありました。よくあるんですが。

世間では、翻訳者というと「英語ペラペラなんでしょ」とか「通訳もできるでしょ」とか、誤解が多いという話はよく聞きます。世間一般の意見なら、まあ、わからなくもないなとも思います。わたしも他の業種のことはわからないことがたくさんありますし。

で、翻訳というものについて詳しくない、よく知らない、それっておいしいの? というのがぎりぎり許されるのはソースクライアントまでだと思っています。(発注者であるソースクライアントが「それっておいしいの?」レベルだと、正直まずいのですが。)

職業上、翻訳に何らかの形でかかわっている人はどうでしょう。全員が翻訳について熟知しているわけではないにしても、さすがに、翻訳をするには何が必要か、どのような流れで行われるのか、など基礎的なところは知っていてほしいものです。「知っていてほしい」と言っているのは、実際のところそうではないこともあるためです。

MLVで対クライアントの窓口担当者から「〇〇様(企業名)から依頼をいただいた。最短でいつだったら納品できるか確認して」と言われることはよくあります。で、もらえるのはソースファイルだけ。クライアントの要求も、そのほかの情報も、何一つわからないなんてことはざらにあります。受注の確度、クライアントがいつまでにほしいと思っているか、どのような品質が求められているか、何も情報がないのです。

このような窓口担当者が、必要な情報を事前にクライアントに確認することはありません。いつまでたってもありません。いままで何年もそんな姿を見てきましたから。「これこれこういう情報が必要なんですよ」と伝えてきたうえでのことですから。

仕事だっていうのに、仕事に必要な最低限の知識だっていうのに、学ぼうとか、覚えようとか、そんな意識のない人達がいるわけです。そんな人たちがクライアントに説明できるわけも、クライアントを教育できるわけもありません。何も変わりません。

クライアントは、はなから翻訳に詳しいわけありませんし、詳しくある必要もありません。詳しくなくても責められる筋合いはありません。でも、翻訳を扱う業者はそうではありません。クライアントから必要な情報を引き出すために、必要な情報を提供し、時に教育もしていくべきかと思っています。

そんなことを思いながらストレスを感じた一日でした。


コメント

コメントを残す