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翻訳とWeb制作を基礎から分かりやすく学ぶ

「社内で英訳しました」って例、なくなりません

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もう、なんか、最近は記事を書く気力もなくなっていました。感覚値ですが、とあるクライアントから提供される英語原稿の質の低いものが全体の50パーセントを超えていると感じています。

いっこうに無くなりません。翻訳者でもないし、英語ネイティブでもない。社内の英語ができると思い込んでいる人に英訳させる愚行。そう、愚行ですよ。愚かですよ。翻訳を舐めるにもほどがあります。英語も舐めているし、日本以外で使用するユーザーを舐めています。

エージェントとして働く私がクライアントから提供いただく英文は、ほぼ多言語展開の原文になります。つまり、英文である程度の質を確保しておかないと、以降の多言語翻訳で苦労する、あるいは誤訳が発生するリスクが極めて高くなるのです。

英文の質が低いとはいえ、さまざまなものがあります。

もはやどうでもよいレベルから言えば、やたらとpleaseを使っている例が多数見受けられます。好きなんですね。どうして日本人はこれほどpleaseというのが好きなのか不思議です。しかも「~をクリックしてください」という程度の指示にです。

以心伝心を期待しているのか、あいまいなものもあります。日本語を原文として素人が作った英文なのでやむを得ないかもしれませんが。例えば、「Thank you for choosing.」「Thank you for using.」というようなものです。「何を」というものが抜けています。

日本語の「お買い上げありがとうございます」「ご使用いただきありがとうございます」をそのまま何の疑いもなく訳したのでしょう。「何を」を補うことなど思いもしなかったのでしょう。

日本語原文と見比べても、なぜそんな英文になったのか理解できないものにもたびたび遭遇します。文法的にどうしたってその原文の意図には辿り着かない。さらに情報量も原文と違いすぎる場合、その誤った英文に何か意図があるかいちいち確認しなければなりません。

前置詞や冠詞が間違っている程度ならまだかわいいものだと思えるようになりました。

ときどき、「この方英語はダメだけどフランス語は使えるのかな?」と思ってしまう例もあります。(恐らくそんなことはないでしょうけれど。)例えば「additional information」とすべきところを「information additional」としているような、名詞と形容詞の並びが間違っているものもあります。

クライアントのご担当者に改善した方がよいこと、素人に翻訳させるべきでないことなど、さすがにお伝えすることも多くなってきました。お分かりいただける方、こちらの言うことを一切聞き入れられない方などさまざまです。

一つ分かっていることは、こういったことがなくなることは絶対にありえないということです。

結局ただの愚痴になってしまった感が否めませんね。


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