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「マイナンバー制度」ってネーミングどうなの?

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「マイナンバー制度」について、制度自体ではなく、そのネーミングについて考えたいと思います。そう、この名前に不満があるのです。

日本に住む一人一人に番号を割りふる「共通番号制度」、いわゆるマイナンバー制度を担当する甘利経済再生担当大臣は、政府の広報キャラクター、「マイナちゃん」と一緒に閣議のあとの記者会見を行い、若者に人気のバンド「ゲスの極み乙女。」の曲の替え歌を歌い、制度をPRしました。

大臣の軽さなどはこの際どうでもよいのですが、こんなニュースが流れていました。

なぜこんなネーミングなのか?

「マイナンバー」という名前、本当にいやなのです。聞くたびにあまりに腹立たしいので、なぜこのネーミングなのか、その経緯を軽く調べてみました。

内閣官房のWebサイト「マイナンバー広報用ロゴマーク」の愛称決定を見ると、「2014年6月20日から7月21日まで、一般公募を行い、応募のあった723案の中から、選定」したとなっています。

ITproの記事「共通番号の名称が『マイナンバー』に決まった経緯は?」を見ると、だいたいこんな感じのようです。

  • マイナンバーの名称は計18人から応募があった
  • 多数決で選んだわけではない
  • 名称の選考には、まず民間有識者として国語学者やコピーライターを含む計9人が関わった
  • 最後に残った候補は、マイナンバーのほかに、「iコード」「ID番号」「国民サービス番号」「日本国民番号」「マイコード」
  • 関係府省の副大臣・政務官クラスで構成する実務検討会の議論でマイナンバーを推薦することを決め、社会保障改革検討本部で最終決定した
  • カタカナやアルファベットが目立つのは、応募や選考の過程で、役所特有の“堅さ”を排除しようという配慮が働いたためかもしれない

制度検討の会合では、行政機関や地方公共団体が保有する個人情報を本人自らがインターネット経由で確認するための仕組みを「マイ・ポータル」と呼びならわしてきており、大綱にもその名称が記載されたことも、番号の名称決定に影響を及ぼした可能性がある。

そもそも「マイなんとか」ってどうなの

代表的なのが「マイカー」という言葉。ご存知の通り「自家用車」という意味の和製語。

英語の「my car」とは定義が違います。英語のmyは発言者の視点から見て「自分の」「自分の所有している」という意味です。

和製語の「マイカー」は発言者の視点に限定していません。「週に一度はマイカー通勤をやめましょう」を英語にするとどうなるでしょうか。

Stop commuting by my car just once a week.

とは言いませんよね。こうすべきでしょう。

Stop commuting by car just once a week.

まとめ

少なくとも、国の制度のネーミングに「マイなんとか」はやめてほしいものです。


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