開業してから1年が経過しました。1年前と同じ寿司屋に行ってきました。
まずは食べたものの写真などご紹介します。
ビールはハートランド、そしてお通し。
揚げ出し豆腐。寒かったので。あと食べたかったので。好きなんです。
焼き氷下魚(コマイ)。「読み方をご存じない方も多くて」なんてことからいろいろ話も広がりました。身はふわっとしていて、骨まで食べられておいしかったです。
右にちらっと写っているのは日本酒。いかん、名前をはっきり思い出せない。「十九代なんとか」だったと思います。いわゆるフルーティーな酒でわたしの好みでした。
あじの天ぷら。今回一番感動したのはこれです。箸で持った瞬間とても軟らかいことがわかります。口にすると噛むこともなくちぎれるほど。口の中ではふわっとして、とてもおいしゅうございました。
そして右にちらっと写っているグラスがひそかに変わっています。日本酒2種類目です。これもおいしかったのですが、不覚にも名前を思い出せない。
玉子焼きの話をしていてついつい注文した玉子焼き。だし巻き卵です。だしの味と卵の味がシンプルですがたまりません。
写真には写っていませんが3杯目の日本酒が右にあります。またしても名前を思い出せませんが、栗で有名な小布施町の酒です。小布施のワインがおいしいとSNSでちらちら見ていて気になっていたのですが、日本酒もおいしいですね。
しめに握りを見繕っていただきました。手前左から真鯛、鮭、いくら、奥の左はマグロ、右はハタ。もちろんどれもおいしかった。右に見切れているのは汁物。芋煮でした。温まってこれもおいしかった。
大将との会話から
ここの大将との会話は楽しい。人と話すことが苦手なわたしですが、そこはさすがの客商売、大将はうまく話をしてくれます。
魚の話から、寿司職人さんの集まりの話、いろいろ興味深いものばかりです。
寿司屋に来て、「スーパーの魚よりおいしい」というご夫婦がいらしたとか。普段の生活から比較する対象がそうなるのも無理はないのかもしれませんが、なんとも。スーパー、回転寿司、職人さんのいる寿司屋、やっぱり違います。スーパーが悪いというわけではありませんし、回転寿司がいけないというわけではないのですが、やはり違います。
某有名人が「寿司職人が何年も修行するのはバカ」「今時、イケてる寿司屋はそんな悠長な修行しねーよ。センスの方が大事」と言っていました。その人は最近、保育士のことを「誰でも出来る仕事だから」低いんだと言っていました。わたしはそんな考え方が大嫌いです。
その某有名人が寿司店を開けば、短期間でそれなりに流行る店にできるかもしれません。しかし仮にそうなったとしても、本当においしいものが出るとは思えません。だいたい、そんな仕事を舐めた人の店に行きたくはありませんし、話をしたら間違いなくけんかをしてしまい、「二度と来るか」となってしまうでしょうね。
このお気に入りの寿司屋に来ると、話も楽しく、料理にも感動でき、居心地もよいのです。どれも簡単にできることではないはずです。努力をして身に付け、会話も料理もどれも裏付けがあって心から楽しませていただけるんだと思うのです。
大将が、料理教室だったか何かの手伝いを頼まれたんだとか。その中で玉子焼きを実演してほしいと頼まれたそうです。店のレシピを惜しげもなく披露したそうです。翻訳の諸先輩方と同じと感じました。
皆さん同じなのですが、ご自分の経験、知識、技術、その他なんでも、同業者や後輩、翻訳者を目指す人にも惜しげもなく教えていただいています。いつも感動している点です。
なんだかまとまりもなくなってしまいました。もっと書きたいことがたくさんあったような気もします。どうも酔いがまだ覚めていないようです。このへんでご勘弁いただけますと幸いです。
まだまだ開業して1年経過したばかり。仕事も順調と言うわけにはいきません。この先も当分はニ足の草鞋を履いた状態が続くと思いますが、翻訳の割合を増やせるよう努力を続けるばかりです。
こんなことを書いていて、もう少ししたら年末年始、今年の反省とか新年の抱負とかなにやら書くのでしょうね。月日の経つのは早いものです。
と、またつながりがなくなってきたところで、寝ます。寒くなってきましたが、みなさんお体にお気を付けくださいませ。(本当につながりもなにもあったものではない、ひどい文章だなあ。)
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